高齢で後継者不在でも
自らのセカンドライフを望む経営者様へ

  • 担当コンサルタント

    新宅 剛(しんたく ごう)

    「M&Aを当たり前に!!」

    2009年から企業再生部門の立ち上げに関わり、企業再生部門のメインプレーヤーとして業種、規模を問わず数々の企業を再生に導いてきた。その過程の中で再生後の企業の永続的な運営体制への課題、各地方経済に対しての懸念等の問題意識を持つに至り「M&Aを当たり前に!!」を理念としてM&A事業部の立ち上げを実現。現在は、M&A事業部の運営によりM&Aによる事業継続、M&Aによる事業発展の実現により日本経済への貢献をするべく画策している。

以下の事例を読み、ご自身と照らしあわせてみてください。

事業再生から優良会社へ そしてM&Aによる事業承継 

事例

譲渡企業(A社)
業種 建設業
売上 15億円
社長の年齢 70代
社長の属性 カリスマ
>
譲受企業(B社)
業種 建設業
売上 200億円
上場 未上場
目的 規模拡大
M&A内容
スキーム 株式譲渡
譲渡対価 非公開
検討から
完了までの期間
約14ヶ月間

弊社関与

M&Aによって解決できたこと

項目 可否
経営の継続
雇用の継続
ハッピーリタイア(創業者利益)
経営者保証の解除
不振事業からの撤退(選択と集中)
後継者問題の解決

インタビュー

「一度きりの人生なので、これだけ邁進してきた経営を退いた後は
自分のやりたいことをやってみたい」

なぜM&Aを検討されたのですか?

もともとエスネットさんには事業再生のコンサルティングでかれこれ5年以上関わってもらっていました。紆余曲折を経て、債務超過も早期に解消し、利益水準もようやく優良会社の仲間入りができるかどうかという段階まで持っていくことができました。

エスネットさんには、内部承継をするなら再生途上の株価の安い段階で株式の引継ぎをするよう勧められており、私自身も、経営とオーナーシップをいずれ譲らなければ、という気持ちはあったもののズルズルと現在まで至ってしまいました。

気づけば、今の段階で株式を譲渡すると、息子に数億円の税負担を強いることになってしまうということがわかりました。

同時に、ここまで大きくなった会社を、いきなり今の息子に継がせるのは荷が重いと最終的に判断しました。いままで息子には、複数事業のうちの一部門をずっと任せていましたが、その事業は本業というわけではありませんでした。息子本人としても、自分が経営者かつ、オーナーとしてこの会社を引き継ぐ程の覚悟も経験もないということを認識していました。

現在は、需給は逼迫していますが、それ以上に現場人員の人手不足が顕著になってきています。また、そのような状況の中で、うちのような中小企業に来てくれる人材はほとんどおらず、このまま行くと現事業体制のまま経営陣・従業員だけが歳をとっていくだけで、ジリ貧になっていく危機感も感じています。

 

そういったこともあり、これからの事業環境は、今まで通りの世襲では成り立たないであろうことも薄々は感じていましたので、外部承継を視野に、M&Aという手法を用いることに決めました。

この選択については、事業承継コンサルティングとM&Aのコンサルティングの両方の知見を持つエスネットさんの力を借りて結論に至りました。

M&Aの相手先の選定プロセスなど、教えていただけますか?

建設会社というものは、その地域に土着した存在です。これは、いままで育ててもらった土地を逃れられないということでもあります。

そのため、この土地で事業を継続して行っていくことを前提とした相手先探しを行いました。公共事業の入札においても有利に働く側面もあるため、ここでの仕事を積極的に取りに行きたい同業者、及び関連事業者をベースに選定を進めました。

 

結果、県外の同業者で比較的幅広く事業を行っている会社さんが相手先として選定されました。以前、同業者の集まりで挨拶をしたことがある先だったので、そういう意味では、やりやすいというかやりにくいというか複雑な心境でしたが、プロセスの中で面談を重ねるうちに自然と気心も知れてきました。

エスネットさんに親身になってもらい、相手先とも気心を知れてきたので、だいぶ時間がかかりましたが、話を前進させることにしました。判断に時間をかけてしまい、相手先には随分迷惑をかけてしまいましたが、エスネットさんにもなんとか取り繕ってもらって(笑)本件をまとめることができました。

M&Aを進めていく上で、一番つらかったこと、苦しかったことはなんですか?

やはり、M&Aをする、という決断をすることだったと思います。

もちろん進める過程の中で、迷い、やはりやめようか、と思ったことは何度もありましたが、そんなときは、あらためて世襲ではなく外部へ承継するという自らの決断を強く信じ続けました。

つまるところ、これは息子への諦めなのかという自問自答も相当に繰り返しました。しかしこれは、息子がより息子らしい生き方をするための環境設定なのだと思い至りました。そもそも数億円の税負担は厳しいですし、それ以外のやり方をとっても、どうしてもいびつな構造になる結果しか残されていないというのも私の背中を押した大きな要因となりました。

また、親である私が経営から退くことで、息子も自立できるとも考えました。M&Aをすぐに決断できないのは、結局は自分の覚悟が足りなかっただけなんだと思います。外部への承継は決して息子への諦めなんかではなく、むしろ息子への期待そのものなんだと、今ではそう思えています。

これからどのように生きていく予定ですか?

遅すぎると言われるかもしれませんが、私は70歳で引退しようと決めていました。

しかし、いつの間にかその年齢もすでに過ぎてしまっています。いきなり人生にブレーキを踏むような感覚ではありましたが、買い手さんに後を託し、そして、息子の自立した人生に期待をしつつ、これから私はゆっくりと暮らしていきたいと思っています。

ただ、正直なところ、75歳までは経営に携わらなければいけないだろうと考えていました。それでも今こうしていられるのは、エスネットさんの意思決定支援もありましたが、やはり、思いっきりゴルフがしたいという個人的な願望が強かったという点も否めません。一度きりの人生なので、これだけ邁進してきた経営を退いた後は自分のやりたいことをやってみたいという気持ちが大きかったと言うべきでしょうか。

また、私くらいの年齢になると、やはり血圧やら糖尿やら、いろいろと身体にガタがきています。そういった症状を緩和するために、医者からは適度な運動をするようにと常日頃言われていたこともあり、そういった健康面でも、「経営」という私の歳にしては過分なストレス(笑)から開放され、そして好きなことで身体を動かす時間ができたことは、セカンドライフとしてこれ以上はないのではないかと思っています

おもいっきり、なるべく長く(笑)、これからのセカンドライフを楽しみたいと思います。

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